手抜きは良いのか悪いのか

仕事における手抜きは悪なのか

いかにして手抜き仕事ができるか

自分がやらなければいけない仕事もそうですが、お客さんから相談を受けた際にも、まずはこの観点から思考を巡らすことが僕はよくあります

手抜きというと一見聞こえは悪いですよね(汗)

ただいい加減や杜撰の意味ではなく、手抜き上手という意味合いです。

より厳密にいえば「楽をするために品質を維持・向上させながら手を抜くことができないか」が正確なニュアンスです。

一言でカッコよく表現するならば「戦略的手抜き」です。

新規顧客開拓を例に手抜き方法を考える

たとえば新たな顧客や販路の開拓、いわゆるリード獲得を増やしたい時の手抜きを考えてみます。

顧客開拓には

・Push型のテレアポ(BDR、アウトバウンド営業)
・Pull型の問い合わせ/資料請求(SDR、インバウンド営業)

大きくこの2つに分けることができます。

手抜き視点でそれぞれ考えてみます。

●Push

・リストやテレアポ台本(スクリプト)を作成する
・たくさん電話を掛ける

●Pull型

・資料請求されるようなサイトやSNS、動画を作成する

パッと見た感じPush型の方が手っ取り早く顧客開拓が進みそうです。
Pull型はサイトや動画を作ったり、更には見た人が請求したくなるような魅力的な資料も作らねばいけないので大変そうです。

Push型である程度、リード(資料請求やアポ)を獲得できることが見込めるようになったら、外部の営業代行会社にアウトソーシングすることで手抜きは成立します。

手抜きの観点から見るとPush型の方がここまでは良さげに見えます。
もう少し考えてみます。

長期的にラクになるのはどちらか

仮にPush、Pull型ともに月に100件のリードを獲得できるようになったとします。

100件のリードを如何にして手抜きで維持できるかを考えた場合・・・

Push型:アウトソーシングを継続(費用がかかる)≒やめられない
Pull型:特にやることなし

となります。

そう、Pull型の場合は一定のリードを獲得できるようになってしまえば、Pull型の方は工数(手間)はかからず、更には費用も掛からないのです。

リード獲得はあくまでも一例ですが時間軸を思いっきり未来まで引き延ばして

トータル工数×成果維持コスト

で考えると思い切った手抜きが可能な一手が出るケースがあります。

手抜きをはじめとした効率化を考える際、多くの人は目の前の工数削減だけに目を向けがちです。
しかし、真の効率化とは、未来を見据えた長期的な、いわば投資的な視点で考えることにあります。

今、頑張ることは将来の手抜きに繋がるかどうか!?

と考えてみてはいかがでしょうか。

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