優秀なマネージャーは社内外連携が上手?
優秀なマネージャーというか、デキるビジネスパーソンはえてして
社内外の人たちとの連携が上手
です。
言葉を選ばず言うと
周りを上手く使う
ことが上手です。
「自分以外でも出来る業務は他の人に振りなさい」
「マネジメントとは部下を上手く使うことである」
といったマネージャーの原則的な心得があります。
が、これはあくまでマネージャー視点であって、心得通りに仕事を振ったり、部下に業務を割り振ってみると
「こんな成果物をあげてくるとは・・・自分でやった方が早かったし正確だったわ」
という結果になることがしばしば起こるものです。
これは部下の業務クオリティが原因ということも考えられますが、それ以上に部下の当事者意識が原因になっていることが多いです。
当事者意識の有無による業務クオリティの良し悪しについてはまたどこかで書くとして、当事者意識を持ってもらうためには今日のテーマである「頼む技術」と「頼られる技術」がポイントになります。
マネージャーに必要な頼む技術とは
まず頼む技術について。
部下や他人に仕事を頼む時のコツは・・・
・(頼む)業務の目的とゴールの共有
・業務のやり方(手段)の共有
・なぜ貴方に頼むのか=頼む理由
をハッキリと述べることです。
この中でも特に3つ目が重要です。
「他の人ではなく、私を選んで頼ってくれた」ということが当事者意識を芽生えさせます。
マネージャーに必要な頼られる技術とは
続いて「頼られる技術」について。
マネージャー自身が日頃から頼らていればこそ部下は頼みに精一杯応じてくれます。
ではどうやったら頼られるかというと・・・
・忙しく(たとえ忙しくても忙しそうに)しない
・頼られたら全力で応える
シンプルですがこの2つです。
で、大切なのは
頼られる量 > 頼む量
このバランスです。
頼られる < 頼む だと
「俺たち(部下)にお願いごとばっかりしやがって・・・」となります。
頼られる = 頼む では
「まぁ、頼まれたらやってやるか」程度の意識で頼み事をやってくれるでしょう。
頼られる > 頼む になると
「マネージャーの期待に応えなければ!!」と高い意識を持って取り組んでもらえます。
Give&Takeに置き換えれば、頼られるのはGiveで、頼むのはTakeです。
で、実は、
頼られる > 頼む になると
本来、Takeのはずの「頼む」が、かなりGiveよりのTakeになるのです。
そう、頼む技術というのはTakeをGiveにする技術と言えます。
頼(たの)まれた・・・ではなく
頼(たよ)ってもらえた!
キーワードは「たよ」なのです。
なのでまずはどんどん頼(たよ)られていきましょう!