売れないのは○○のせい?

失敗した時の心の拠り所

人はうまくいかなかった場合、自分以外にうまくいかなかった理由を押し付けがちです。

そりゃそうですよね。
誰だって自分のせいにしたくなんかありません

営業で言えば、何度も失注してしまったり、大事な商談を落としてしまった時は、商品や上司の指示のせいにしたいものです。

でもそれじゃダメなんです・・・・・という話ではありません。

よく「他責はダメ、自責が自分を成長させる」といった類の成長論が語られます。

まあ、理想はそうでしょう。
自責を行いつづければ理屈としてはパーフェクトヒューマンになれるはずです。

けれどもパーフェクトヒューマンやスーパー営業パーソンになる前にメンタルが潰れてしまいます。

自責で過度なストレスを抱えてメンタルがやられてしまうくらいならば、他責で全然OKだと僕は思ってます。

良い他責と悪い他責

正確には「他責で自己成長できれば全然OK」だと思ってます。
他責には良い他責とイマイチな他責があるのです。

イマイチな他責とは
・商品が悪いからいつも売れない、と毎度嘆き続ける
・上司の指導や指示の方法が悪いからミスばかり生まれる
・部下が言ったことを毎回徹底しないから予算をいつもクリアできない

こんな感じです。

一方で良い他責とは
・商品が悪いから売れないのは事実、ではどうやったら売れる商品になるのか
・上司の指示が悪いからミスで生じるのだがどうすれば分かりやすい指示にしてもらえるのか
・部下が徹底してやりきらないけど、どんなことならやりきるのだろうか

こんな感じです。

簡単にいえば

他責したままにしない

というのが良い他責です。

上の「商品が悪いから売れない」を良い他責で考えていくと
・悪いなりにどうやったら売れるか・・・売り方
・何か他社の商品とペアにすれば売れないか・・・売り方
・商品の何を変えれば売れるようになるか・・・商品改良
・価格を変えたら売れないか・・・価格改良
・違うターゲットだったら売れないか・・・売り方
・売るのをやめたら違う自社商品をもっと売ることができないか・・・戦略変更

などなど改善策がいくつか出てきます。

他責からでもこれだけの改善策が生まれるのです。

このように考えていくと他責思考であっても悪くはないですよね?

自責して悩むくらいなら他責で解決すればいいのです!
※問題-原因-解決策を自責、他責の観点から書き換えただけじゃねーかというツッコミがありそうですが、まさにその通りです(笑)

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