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SFA運用失敗 パターン5
こんにちは、エクレアラボの高山です!
本日も、SFA(セールスフォースオートメーション)導入の検討手順や運用時の注意点などについて、
我々の持っているノウハウを皆様にお伝えしていきます。
SFA検討をする際やこれからSFAを導入し、これから活用する際の参考にして頂ければ幸いです。
第11回のテーマ
SFA運用失敗 パターン5~活用イメージを伝えよう~
として、5つ目のSFAの運用失敗パターンについてお伝えします。
※過去10回のSFA運用・導入に関する記事はコチラをクリックしてください。
<活用イメージのない運用>
5つ目のSFA失敗事例は「活用イメージのない運用」による運用失敗です。
SFAを導入する際に、検討段階で活用方法をいろいろと検討し、
情報収集することが多いため、導入時にある程度の活用イメージは
あることが多いのですが、主にマネージャー総が管理することをメインに
報告手段をIT化することを目的に導入した場合など、
活用イメージのない運用になってしまい、SFA運用につまずいてしまうことがあります。
<導入目的がわからないとメリットを感じにくい>
「報告手段をIT化する」ということが活用目的の1つであるのですが、
これはマネージャー層から見た際の活用で、現場で入力する営業担当者の視点で見ると、
報告をしているだけで、担当者自身に対する活用メリットが少ない状態です。
そのため、日々のSFA運用にメリットをあまり感じず、負担が増えていると
思ってしまったり、上司からの行動管理が厳しくなってしまったと思ってしまいます。
また、SFAの導入目的をきちんと決めている企業でも、
その情報が周知されていないことが原因で、SFAの導入目的を知らない人には
なんのためにSFAを利用しているのかわからず、結果的に活用イメージのない運用に
なってしまっていることもあります。
<SFA導入目的の設定と周知の徹底>
活用イメージのない運用にならないためのポイントは
SFAの導入目的をしっかりと考え、それを全社にきちんと周知させることが重要です。
(導入目的の考え方のポイントは、第6回でお伝えしております)
周知する際のポイントとしては、口頭で説明するだけでなく、簡単な資料でいいので
自社の導入目的をまとめた資料を配布してみましょう。
そうすることで各人が後で見返すことも出来るため、目的を忘れることもなく効果的です。
さらに凝った伝達方法をするならば、役職や立場、役割にあわせた視点で
導入目的を伝える資料を作成することで、SFA導入によるそれぞれの活用メリットを
より理解しやすく伝えることが出来ます。
<SFA運用失敗パターン5のまとめ>
活用イメージのない運用を原因とした運用失敗にならないために
・SFAの導入目的としっかりと考える
・全社(または利用者全員)に導入目的を周知する
・口頭だけでなく資料にまとめ、SFA活用のイメージがきちんと伝わるよう工夫する
SFAの導入当初は少しだけ手間暇をかけて、SFA導入を成功させましょう!