~検討時に整理する情報「環境・番外編 其の弐」~
こんにちは、エクレアラボの高山です!
本日も、SFA導入の検討手順や運用時の注意点などについて、我々の持っているノウハウを
皆様にお伝えしていきます。
第4回のテーマは
~検討時に整理する情報「環境・番外編 其の弐」~
です。
前回のブログでは、SFA導入形態の買取型(オンプレミス)のメリット・デメリットについて
お伝えしました。
番外編其の弐では、クラウド型のメリット・デメリットについてお伝えします。
<SFA クラウドのメリット>
ソフトウェアを購入せず、SFAメーカーの提供するクラウドサービスを利用するクラウド型のメリットは
①初期投資費用が買取型よりも抑えやすい
②月単位での柔軟な利用ライセンスの変更が可能
③サーバー管理者の人員コスト、サーバー保守費、サーバートラブル対応が不要
④外出先からのアクセス時に社内サーバーアクセスのためのセキュリティ対策の検討が不要
⑤バージョンアップ時は、自動でアップデートされるため、利用企業側でのアップデート作業が不要
サーバー準備やソフトウェア購入が必要がないため、初期投資を買取型と比べて、
抑えられるのは、分かりやすいメリットですが、昨今のセキュリティ事情では、
社内サーバーへのアクセス対策をしなくてもいいということが、企業セキュリティ上も
メリットが大きいと判断されるケースも増えてきました。
また、利用人数が少ない企業では、買取型でお伝えした5年間の累計コストを比較した場合でも
サーバー購入費用などが発生しない分、5年間の毎月発生するクラウド費用を累計させても、
クラウドの方がコストメリットが大きいケースも多いです。
<SFA クラウドのデメリット>
では、クラウドのデメリットについても挙げていきます。
①利用し続ける限りランニングコストが発生する
②解約した時に、自社内にはCSVで出力した情報以外には残らない
(CSV出力機能を実装していないシステムもありますので、要確認!)
①のランニングコストについては、買取型との累計コスト比較によっては、
クラウドサービスで発生するコストの方が安い可能性もありますので、
一概にデメリットとは言えない部分もありますが
30名以上で利用するような場合には、ソフトウェアを購入した方が
コスト安になる可能性は高いですね。
もちろん、クラウド型は、ハードウェアの管理を自社でしなくてもいいという
目に見えにくい人的コストが軽減されるため、システム導入や利用で発生する費用のみでは
比較しづらい部分もあります。
30名以上で利用する場合でも、自社にサーバーを管理出来る人材がいない場合には
管理出来る人材を雇用するぐらいなら、クラウドサービスを利用する方がコストメリットも大きいですね。
上記から、中小企業やサーバー管理をしたくない企業はクラウド型での検討が主軸となります!
SFA導入形態のまとめ
前回と今回の内容から、SFA導入形態として、買取にするのかクラウドにするのかの判断基準としては
①何人で利用するのかを整理して、SFA導入費用を5年間で計算する。
②サーバー管理を自社の人材で対応するかどうかを検討する。
③外出先からのアクセス時のセキュリティについてを考えて、
自社内にサーバーを構築するのかどうか等の最適なサーバー環境を選択する。
以上の3点から、買取にするのかクラウドにするのかを判断しましょう。