役職が部課長で正真正銘のリーダー
役職は無いけど、あの人を頼れば間違いないという裏番長的なリーダー
などなど、組織にはリーダーが存在します。
リーダーに必要な能力はいくつかあるかと思います。
リーダーシップ、責任感、コミュニケーション力・・・などなど挙げればキリがないほどです。
中でも問題解決力は特に重要だと僕は思っています。
どんなにリーダーシップがあっても問題を解決に導くことができなければリーダーシップは失われていきます。
同じく責任を背負いつづけることが出来なくなります。
コミュニケーション力も疑われるはずです。
こんな話をある企業のリーダー候補の方と話していたら
「でも、ウチってそんなに問題が発生しないんですよね」
と言います。
なるほど、問題解決力という表現では確かにこのように受け取られてしまいます。
問題とはトラブルや目標下達など悪い事象を指すだけではありません。
理想として掲げる会社の将来、たとえば年商●●億円などという目標に対して、今の会社の売上が足りていない場合はその差分(ギャップ)は「問題」となります。
そう、つまり問題とは・・・
問題=理想の状況(今)ー発生してしまったトラブル(悪い状況)
問題=理想の未来(目標)ー不足している現状(今)
という2つに分類することができます。
それぞれをポジティブ問題、ネガティブ問題と仮に名付けた場合、ポジティブ問題では・・・
目標設定力:組織にとって正しい目標を設定できるか
目標遂行力:設定した目標に対して組織を正しく導けるか
この2つが必要となります。
リーダーシップなどは後者に含まれるリーダー要素でしょう。
一方で、ネガティブ問題は・・・・
原因発掘力:原因を網羅的にあぶり出して、真の原因を特定できるか
原因解決力:真の原因に対して正しい処方を行い解決できるか
という分解ができます。
真の原因を見つけられなければ、コミュニケーション力が如何に優れていても問題解決には至りません。
ポジティブ問題にせよネガティブ問題にせよ、問題解決力という土台があってリーダーシップやコミュニケーション力が問われるのです。
問題を提起できること、そして問題を解決するために正しくアプローチできることがリーダーに求められる素養です。
今日書いた問題解決に関する内容は
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こちらの本の内容をとっっっても咀嚼して書きました。
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経営者にもリーダーにも新入社員にもオススメの一冊です。